前回は、環境マネジメントシステムの要求事項についてざっと見てみました。今回は、システム
に使われている難解な用語について解きほぐすため、ISQ14001規格第3項、「定義」の題目に
私なりの解釈を与えてみます。
3.1継続的改善
毎年、少しずつで良いから、改善しなければならない。1年目から電力の使用量を50%削減、
なんてカッコ付けたら、後で息切れします。
3.2環境
大気、水質、土地、天然資源、植物、動物、人及びそれらの相互関係を含む組織の活動をとりまく
もの。(ココまで規格原文のまま) すなわち環境の3分類を全て含んだもの。とりまき。
3.3環境側面
環境に何らかの影響を与える原因。当然、悪影響もあれば好影響もありえます。
[例1]オイルを溝にたれ流す。
[例2]風力発電システムを設置する。
3.4環境影響
環境に影響を与える原因の活動をした結果。
[例1の環境影響]川にオイルが浮いて、魚が大量死。責任者はお縄頂戴。
[例2の環境影響]炭酸ガス排出量が減少。電力会社減収。
3.5環境マネジメントシステム
組織の管理運営を環境の視点で特化したもの。この考え方を用いてマネジメント
すれば、組織運営はとっても楽になるハズなのですが・・・
3.6環境マネジメント監査
自ら決めた約束がチャンと守られているかを、記録等の証拠をもとに厳しくチェックすること。
監査結果は、主任監査員の性格(人間性)がモロに出ます。
3.7環境目的
環境に対して設定した到達点。3〜5年先をメドに設定します。
[例3]3年後に古紙リサイクル率を90%にします。
3.8環境パフォーマンス
環境に与える結果を数値化したもの。
[例3のパフォーマンス]実際の古紙リサイクル率の数値(例えば85%、とか)。
3.9環境方針
環境目的・目標設定の大元。一般に公開しなければならなりません。その他制限事項がたくさんあ
ります。 これを経営者に決めてもらわなければ始まりません。でも、大抵は事務局が決めて、経営者
はメクラ印?でも、そんなやり方ではシステムはうまく回りません。
3.10環境目標
環境目的を達成するための詳細。
[例3を目標に展開]今年は古紙リサイクル率を85%にして、徐々に目標を上げます。
3.11利害関係者
おそらく、全人類。
3.12組織
環境マネジメントシステムを実行する単位。
3.13汚染の予防
そのままです。説明の必要、ないと思います。