ある日の午後、突然上司に呼ばれた。
「のん太君、明日から環境マネジメントシステムの構築
事務局を一人で専任でやってくれ。」
えっ?これまでののん太の仕事は一体何だったのか?
それなりの実績、成果を残してきたという自負、プライドが
ガタガタと音をたてて崩壊した瞬間。目の前真っ白。
お先まっ暗。
「環境」って何だ?「EMS」って何だ????
2.「環境問題研究室」爆誕
それから2年。仕事で「環境」に携わり、社員相手に講釈
タレてるエラソウなのん太。
その実、「環境」の本質が何もわかっていない「もやもや」した
自信のないもう一人ののん太。
「もやもや」を拭き飛ばすために、「環境」と名がつくWEB、本、
雑誌を読みあさった。
しかし、どれもこれも各論としては分かるが、本質を捉えていない。
なら、各論をつなぎ合わせれば総論としてまとまるのか?
どうもそうではないらしい。なぜ?
「環境」に対する認識が人によって異なるからのようだ。
あらたまって「環境」って何だ?と問われたら、まともに
答えられるわけがない。
では、「環境」を無理矢理分類し、整理してやろうではないか。
のん太なりにまとめて、文書として保管しておこう。
のん太の頭の片隅に、めでたく「環境問題研究室」が誕生した。
社員相手に「環境」を講釈する際にも使えそうだ。ちょっと
自信が出てきた。
3.進化「研究室から研究所へ」
そのころに出会ったのが、安井至先生や中西準子先生
のHPだった。これだ!
さすがに大学教授の文章。中身が濃くてハイレベル。
でも、長い。スクロールして読み進むうちに、初めに書か
れていた内容を忘れてしまう。
印刷してじっくり読まなければ。
WEBは瞬間芸。簡潔かつ明瞭にまとめ、読み手に
瞬間で分かってもらう工夫をすべきだとのん太は常々
思っていた。
スクロールしなくても見られるよう、1コンテンツは
極力1画面に収まるのが理想的。
ごてごてとしたバックや画像は読む時の邪魔。
そうだ、このコンセプトで、のん太向けにHPを立ちあげてやろう。
真面目じゃないけど不真面目でもない、「非真面目」な
バーチャル「環境問題研究所」を。
目的は、覚え書きとストレスの解消。
もちろん、会社の同僚には内緒で。
ちょっとシロートっぽくて、胡散臭いのがカッコイイ。
お客様は、あくまでのん太。コンセプトが気にいらない
人にまで頭を下げて見てもらおうとは思っていない。
受け入れるも、同意するも、拒絶するも、茶々入れるも
批判するも、受け取り側の自由だ。
でも、のん太と同じ「もやもや」を持った人にとっては
役に立つHPでありたいな。
4.「マジックミラー」との共生
それから半年が経過したある日。
それは何の前触れもなくやって来た。
「実はのん太さまのファンでございます。
下記URLをぜひ一度ご覧下さい。云々」
アヤシゲなうらしまたろ〜からのファンレター。
書かれていたURLを覗いた瞬間、目から鱗が・・・
そこには、「しりーず かんきょうもんだい」のコンテンツ
がすべて繋げられ、索引機能まで付いていたのだ。
「環境」が「とりまき」に変換された、しゃれの利いたオマケつき。
なっ、なっ、なっ・・・・・なにが起こったんだ?
本当にこの文章を書いたのは「非真面目」なのん太なのだろうか?
「超真面目」で格調が高すぎる。
環境を専門とする一流学者の著作と言っても通用しそうなくらい。
どうやらのん太のコンテンツは、うらしまたろ〜という格調高き脳
というフィルターを通して昇華したらしい。
鏡に映した姿と、他人が見る姿は異なっている。
自分では見えないけど、他人からは見える・・・これはマジックミラー
なのか?
プロダクトが他人の役に立つのは喜ばしい。
のん太「かくかくか?」
たろ〜「しかじかだ。」
たろ〜がそこまでのん太のコンテンツに思い入れを持って
いたとは。本当にありがたいことである。感謝。
5.エピローグ
趣味で始め、ストレス解消にと始めたHP。
たかがHP。されどHP。無限の可能性を秘めている。
今ここに、のん太とたろ〜の共同研究が始まった。
題して、「インターネットととりまき問題に関する研究」。
これを受け入れるも、同意するも、拒絶するも、茶々入れるも
批判するも、読者、そうアナタに任されている。