店主の泡盛紀行

私達のこだわり トップ  週刊木曜日バックナンバー

   

琉球の国土と熟成の時が育んだ銘酒・泡盛

沖縄を代表する酒、泡盛の起源とされるのは、琉球が世界を相手に
大交易時代の礎を築いた、15世紀の初頭
当時の交易国だった東南アジアから伝わった蒸留酒の製法が
そのルーツだったといわれています。
本土の焼酎と違い、タイ米に沖縄独特の黒麹菌を加え、全量麹仕込みで造られます。
基本的には、500年前から変わらぬ方法で造り、醸造用アルコールや添加物を
一切使わない100%天然醸造酒です。
泡盛が他の蒸留酒と違う点は、新酒の味わいを芳醇な古酒の域にまで高める貯蔵熟成の過程です。
普通3年以上貯蔵熟成された泡盛を、古酒(クース)と呼びます。
しかし
1700年代の始め頃、江戸時代の儒教学者・新井白石は
その著書「南海誌」のなかで琉球の泡盛について
古酒とは「密封7年にしてこれを用ふ…」と語っています。
そうです。7年以上熟成した酒は、
まさに沖縄の宝であり、世界に誇る蒸留酒なのです。


幻の黒麹菌で醸した「御酒(うさき)」の蔵・瑞泉酒造さん
琉球王朝の宮殿であり、世界遺産でもある「首里城」の麓に位置し、

観光客にも蔵の見学と古酒の試飲ができます。


左が、九州地方で使われる白麹。右が、泡盛黒麹。                            

貯蔵庫。甕にて大事に時を刻み古酒(クース)となる

佐久本社長から「御酒(うさき)」が誕生までの苦労話を聞く。 左が、幻の黒麹菌担当の女性蔵人・中村さん
『幻の菌』復活への歴史

1935年 東京大学の坂口博士(醸造学の世界的権威)、瑞泉菌を研究採取
     沖縄で68の蔵元を回り、瑞泉を含む約620株の黒麹菌を採取。 
1939年 第2次世界大戦はじまる。                         
1945年 6月 沖縄戦終結。県内の黒麹菌全滅。                
               3ヶ月以上に及ぶ地上戦で、酒蔵が集中する「首里」は地形も変わる壊滅状態に。
       酒屋ごとに長年伝えられてきた個性豊かな味わいの菌は、全て絶える。
1998年 6月 瑞泉菌、東京大学での真空保存が判明。            
12月 瑞泉菌60年ぶりに里帰り                
1999年6月1日 苦難の末、『幻の酒』復活                    
父祖の酒に余計な名づけは無用と、銘は『御酒』とする。


左:「御酒(うさき)」30度
720ml ¥2,580    


沖縄県(47蔵の内)唯一の「甕仕込み」蔵・石川酒造さん
蔵は、那覇市から東に車で50分の西原町(にしはら)に位置します。
戦前までは、瑞泉酒造さんと同じ首里城下にあり、戦後この地に移転。
他の蔵が近代化を図るなか、頑なに甕仕込みを守り続け、今や沖縄ではこの蔵しか行っていません。
それゆえに、味・香り・熟成度が他の蔵と一味違います。
特に、お土産に頂いた12年古酒の素晴らしさは、スコッチ・コニャック以上。
改めて、沖縄が世界に誇れる逸品だと思いました。

仕込み蔵                 貯蔵蔵

一石(180リットル)甕で泡盛のもろ味が造られます。            石川社長に泡盛について教えていただく妻。
もろ味の色は、黒麹菌が造りだす自然の色。味は、まさに無糖のヨーグルト。美味!!

 左 5年『古酒』 43度 720ml ¥3,600
 
右 7年『古酒』 43度 720ml ¥3,980


石川酒造 「永遠の響(とわのひびき)」
黒麹が生み出す“泡盛”と健康もろみ酸”が彩なす
全く新しいタイプの沖縄の酒です。

       天然クエン酸入り健康リキュール
 500ml ¥1,200

〜お酒の苦手な方には〜
一の長寿県・沖縄。この地で生まれた「黒麹菌」による天然クエン酸飲料
沖縄県唯一のカメ仕込み蔵「石川酒造」さんが、苦労の末商品化した
元祖沖縄黒酢 むるん酸 
4月よりパッケージ・名前が変更になりました。


左が甘さ控えめのドライ 右が甘口のスイート
 720ml ¥2,500

トップに戻る